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執筆者の写真ShinFukuda

スナックアカラ


3月に初回、4月に第2回と、そしてつい先日の6月21日に「スナックアカラ」を開催しました。


スナックアカラ??

クリニックでスナック??

なにしてんの?

なんだかよくわからなくて、ちょっと気になるけど行きづらいな...


そのように思っていらっしゃる方が、大多数だと思います。

なにせ、世界初(自称)の試みですから、戸惑わないはずはありません。


これまでの3回で、延べ35名ほどの地域住民の方々にご参加いただきました。

もうすでに常連さんになりつつある方も出てきましたが、毎回新しく参加される方ももちろんいらっしゃいます。


そんなスナックアカラ、ちょっとだけどんな様子か、ご紹介しますね。


そもそも、なんの目的でやっているのか。

そこから説明しましょう。


福田がただ単にみんなと飲みたいから。

いや、そうなのですが、それだけではありません。


超高齢社会が進み、日本の社会保障だけに頼っていては健康で幸せに暮らしていけない時代がすぐそこに来ています。そんななか、地域コミュニティという「つながり」がとても重要な役割を担います。


スナックという社交場をつくることで、地域のつながりを広げ、そして深めたい。そのような想いから始めました。


また、クリニックという側面で考えた時に、医師や看護師、その他医療従事者と医療現場の「外」でお話ができる場があってもいいなとずっと考えていました。普段、診察室でひとりの患者さんと向かい合える時間はせいぜい5分から10分です。必要最低限のことを伺い、そして伝えるだけで終わってしまいます。もうちょっと話を聞きたいけど、次の患者さんが待ってるし…。日常診療はそんなジレンマの連続なんですね。


だったら診察室から出て、診療時間外に患者さんたちと話せる場を作ればいい。それも、「仕事」としてではなく、「飲み会」的に自分も楽しめるカタチにしちゃえばいいじゃん!そう思ったのが、そもそものきっかけなのです。


さて、スナックと言っても、本当にお酒や軽食に対してお金をいただいて提供したりママが接客をしたりするわけではありません。

参加者からは参加費をいただくのですが、そのあとは飲み放題です。

福田によるプチセミナーも始めにちょっとだけありますが、そのあとはみなさん好き勝手飲んだり喋ったりしてます。まさに地域の社交場なのですが、そこに福田もいれば、看護師や事務スタッフも居ますよ、という空間がスナックアカラです。


アルコールはビール、ワイン、日本酒、焼酎、ハイボール、梅酒など様々。ソフトドリンクもご用意あります。

おつまみはナッツやチーズなど。

参加者さんからアルコールやおつまみの差し入れもいただくこともあります。

(差し入れ大歓迎!)


最後に、なんでBarでもなくて、ビストロでもなくて、サロンでもなくて、「スナック」と名付けたのか。


スナックって、基本的にママがひとりで切り盛りしてます。常連さんが訪れ、飲み、そしてママも飲み、最終的にはママがつぶれます。ママ不在のスナックにお客さんが来ます。そうすると、いままで飲んでいた常連さんが接客側に回ります。ママが使い物にならなくても、お客さんがあたりまえのように店を回すそのシステム。スナックのスナックたるゆえんだと思います。


スナックアカラも、まだ始まったばかりで試行錯誤、手探りで良いカタチを探しつつありますが、最終的には「いつのまにかお客さんが運営側にまわっている」という理想形を夢見つつ、楽しくゆるーく続けていきたいと考えています。


すこしでもスナックアカラの様子が伝わり、そして関心を持っていただけたら幸いです。



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