心と体は繋がっています。
同様に、皮ふと体、皮ふと心も繋がっています。
真の総合診療とは、体(内科)も心(心療)も表面(皮ふや外見)もみる診療のこと。
皮ふというのは人間の中でも最大の臓器であり、最も目立つ臓器。皮ふの不具合によって体や心に影響が出るのは至極当然なことなのです。
いまの医学は木の枝を一本ずつみるような診療。
枝が折れている。葉っぱが部分的に枯れている。
そこだけをみるんじゃない。
木全体(ひとりの人間として)のコンディション、さらには森全体(生活背景と時間軸)にも目を向けて、バランスを考えて。
総合内科医として、内科を診る。
それだけでは対応できないことが数多くある中で、メンタルをみることで対応できることがとても増えました。
それでも困っている患者さんに手を差し伸べることができないときがあります。
出てしまう言葉。それは、「老化ですね」。。。
老化にはどうしても勝てないのか。老化だから仕方ないのか。なにか手立てはないのか。ただ単に自分がわからないだけなのか。
老化ですとは言いたくないし、思いたくないし、なにかしてあげたい。
なにかしてあげると同時に、患者さんにもしっかりと向き合って取り組んでもらう。
その取り組み自体にも若返りの効力があると、そう信じています。
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