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執筆者の写真ShinFukuda

ヒトのカラダって、結局は食べたものでできている

更新日:2018年10月6日

だから普段の食事に気を付けましょう、というお話です。


あたりまえのことですが、食事はとても大切です。自分たちの体が全部食べたもので構成されていいると考えると、なおさらその重要性に気づくと思います。食べるものによって、もっと言うと食べ方によって人は変わります。今回は食事について改めて考えて行きたいと思います。


基本的には三大栄養素と言われる「炭水化物」「タンパク質」「脂質」をどのようなバランスでどのような食品から摂取するかという話になります。


炭水化物:糖質+食物繊維のこと。糖質はエネルギーとして重要で、水と二酸化炭素に分解される。

タンパク質:20種類のアミノ酸から構成されており、その作用はいろいろ。動物性たんぱく質(肉や魚、卵、乳製品)と植物性タンパク質(豆類)がある。

脂質:飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられる。皮下脂肪として存在するほか、ホルモンや細胞膜、核膜などの構成成分として重要。


【血糖コントロールの重要性】

血糖値に注意をしなければならないのは糖尿病の人だけではありません。空腹時にいきなり炭水化物をどかっと食べると急に血糖値が上昇します。急激な血糖値の上昇は過剰なインスリン分泌を促し、直後に急激な低血糖を引き起こすことで体がとてもだるくなります。また過剰に血糖値が上昇すると余った糖質はすぐにエネルギーとして変換できないため、脂肪に姿を変えてしまいます。またインスリンが必要以上に分泌されてしまうために膵臓への負担が大きくなります。「糖化」と言って、老化の原因のひとつにもなります。

では血糖値を急激に上昇させないためにはどうすれば良いのでしょうか。まず一つは、空腹時のドカ食いです。それから甘いジュースの摂取(フルーツジュース、野菜ジュースを含む)もやめましょう。そして最も大切なのは、食べる順番です。いただきますと言って、いきなり白米に手を出してはいけません。理想的には野菜や魚、肉を一番初めに食べて胃の中に入れてから、15分くらい経ったのちに白米を食べるのがよいと言われています。


様々な研究で、体に本当に良いとされる食品がわかってきています。ここでいう体に良いというのは、生活習慣病を減らしたり癌発症のリスクを下げたりすることです。


科学的に証明された体に良い食べ物は、「オリーブオイル」「野菜や果物(じゃがいも以外)」「魚」「ナッツ」「玄米、全粒粉、蕎麦などの精製していないもの」です。


一方で、体に良くない食べ物は、「ソーセージやハムなどの加工肉」「白い炭水化物(白米、小麦粉など)」「飽和脂肪酸(肉の脂、生クリーム、バターなど」です。


これをみてさっそく食事の改革に取り組んでもらいたいと思いますが、極端なことはやめましょう。今後一切白米はとらないとか、ソーセージも食べたいけどグッと我慢するとか。食べたいと思っても食べずに我慢するのはストレスです。これは科学的には証明されていませんが、そのストレスの方が白米よりも悪ではないかなと思っています。白米だってソーセージだってケーキだって美味しいし、食べてハッピーになりますし、それらがない人生ってどうなんだろうと考えてしまいますよね。しっかりと理解して意識して、適度に実践するくらいがちょうど良いでしょう。


ちなみに、テレビや週刊誌などのいわゆる「健康特集」みたいなものを信じてはいけません。意外性を必要以上に強調し、ただ話題を作りたいだけで信憑性はありません。視聴率を上げ、雑誌を売りたいだけなので注意してくださいね。


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