自律神経の訓練法は、ネットで検索するとたくさん方法が出てきます。
読むと、なんだかとっても難しそうなことが書いてあります。
やりだしたら、きりがないです。
極端な話、ヨガの達人では自律神経をコントロールすることによって、
心拍数をものすごくゆっくりにすることができるそうです。
私たちの脈、普段は1分間に60回くらい打っていますが、
それを40回まで下げることなんてできますか?
現実的には不可能ではないようです。
でも、そこまでマスターしたいのであれば、血のにじむような修行が必要になるでしょう。
そんなことしてられませんよね。
ここでは、いつでも、どこでも、誰でも、ちょっとした時間に簡単にできる「私流の」方法をご紹介します。
静かなところで、
目を閉じて(どんな姿勢でもいいです)、
深呼吸します。
はい、これだけです!
ちょっと拍子抜けしたでしょうか。
いくつかポイントがあります。
呼吸は、大きく、ゆっくりと。
吐くときには、おなかにちょっと力を入れます。
そうすると、鼻の奥のほうで、すーっと空気がこすれる音がすると思います。
そんな呼吸です。
そして、呼吸をするときは、息を吸ったり吐いたりすることだけに、意識を向けます。
これが大事です。
普段、私たちは無意識に呼吸をしてますね。
それを、意識的にやるということです。
息を吸う、空気が入ってくる、酸素が全身にいきわたる、
息を吐く、空気が外に出ていく、二酸化炭素がはきだされる。
その、空気の流れを意識します。
余計なことが頭をよぎってくるでしょう。
そうしたら、意識的に呼吸そのものに焦点を戻します。
呼吸をしているときに、手首で脈をみてみてください。
大きく吸うときは脈が速くなり、吐くときにゆっくりになると思います。
自律神経を、自分でコントロールできていることが実感できます。
そして、目を閉じて、呼吸だけに集中することで、
脳が静まり返ります。
疲れがたまっていると、脳のあちこちで電気刺激がバチバチと発火しています。
それをいったん、鎮火させてあげましょう。
1日5分、習慣づけてみてください。
つかれたな、と思ったときにちょいちょいやってみてもいいですね。
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