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  • 執筆者の写真ShinFukuda

人とうまく関わることができないと感じたら



他人との関係に多くの人は悩みます。

すべての悩み事は人間関係に起因するっていうのは誰の言葉でしたっけ?

この場合の他人とは、自分以外の人であり家族や友人、同僚などすべての人を含みます。


さて、悩んでいる人にだいたい共通していることがひとつあります。


それは、


【相手に自分のことを分かってもらおうと思っていること】


です。


人はどうしても、

「僕はこんなにつらい思いをしているんです」

「私はいつもこういう気持ちでいるんです」

「おれはこんなふうに考えているんだ」

そう思って、相手に伝え、そして理解を得ようとします。


相手には、

「そっか、わかったよ。本当につらかったんだね」

とか言ってもらうことを期待してしまいます。



しかし!


基本的に他人はあなたに全然興味はありません。

あなたがどう思っていようと、真剣には考えません。


家族であればすこしは真剣に考えるんでしょうか。

でもあくまで他人だという認識でいたほうがいいです。


私は職業柄、相手(患者さん)の気持ちを「相手の立場に立って」理解して共感するということを頑張ってやってますし、わりと得意としています。

ただ、これはプロにできることであって、かつ診療だからやっていることであって、一般の人には求められることではありません。


また、相手には理解してもらいたいと思っていながら、相手の発言に対しては自分なりの勝手な解釈をつけてしまいがちです。

結局は相手のことも理解しようとせず、自分の都合のよいように解釈してしまうというのが「ふつうのひとの行動パターン」です。


自分の価値観を押し付けない。

相手にわかってもらおうと思わない。

相手の発言に余計な解釈を付けない。


このあたりが大切になります。


言い方をかえるとこうなります。


理解してもらう

伝える


自分の価値観を押し付ける

こういう価値観だよと説明する


つらいということを分かって欲しい

つらいんだという事実だけを認識しておいてくれればいい


to be understood

to be known



こんな感じに変えてみてください。

すると不思議なことに、相手に理解してもらえるようになるんです。

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